イベントの内容によって、“女性客の方が多い”、“男性客の方が多い”という特性があります。
その違いはいったい何でしょうか?それを知ることは今後の集客にとても役立ちますのでお伝えします。
男女の集まりやすさの違いはどのようなイベント内容なのかによって変わってきます。
イベントの特性について
「説明会」「セミナー」「体験セッション」などのような学ぶ系、スキル修得系の場合は、対象客に性別制限がないなら基本的に男女の集まりやすさの違いはそれほどなく、見せ方でほとんど決まります。違いをしいて言うなら、主催者は同性の方が集めやすいです。男性主催者は男性客を、女性主催者は女性客を集める方が自然です。異性を集めたい場合は理由やちょっとした工夫があった方がよいです。一番、違いが出るのは、エンターテインメント系のイベントですね。
エンターテインメント系の集客
音楽、劇などの場合は観戦客に男女の特性が如実に表れます。例えば、「ライブ」「コンサート」「演奏会」「演劇」のようなステージパフォーマンスを行うイベントですね。
この場合は、やはり異性の集客の方が圧倒的に簡単です。男性アーティストが男性客を集める、女性アーティストが女性客を集めるのは基本的に難しいです。
僕も女性のクラシック音楽団体を運営していて、毎月100名規模のコンサートを開催していますが、出演者は女性なので、お客様はほとんど男性になります。女性客を集めることはできていません。
このようなステージパフォーマンスのあるイベントは恋愛感情に似たところがあり、同性に関心を持って、応援したくなるということは起きにくいのです。だから異性の方が集客しやすいのですね。
もちろん、同性でもその生き方や考え方に惹かれてファンになったという人はたくさんいますが、全体から見たらその割合は少ないです。
ビジネスであるということを考えると同性をターゲットにして苦労するより、異性をたくさん集めることにフォーカスした方が売上だけを見ればよいということになります。何を重要視するかでどこに注力するかが変わってきます。
婚活パーティーの集客
エンターテインメントの中でも男女の出会いを提供するような、「婚活パーティー」「街コン」「お見合いパーティー」のようなイベントならどうでしょうか。男性主催者は女性を集客しやすい、女性主催者は男性を集客しやすいという異性の方が集客しやすいということに変わりはありません。同性に声を掛けることは不自然で、異性に声を掛けることの方が自然だからですね。主催者と参加者という関係であってもそうなのです。
しかし、男性主催者が男性を集客する、女性主催者が女性を集客するということは十分可能です。
なぜなら、自分が主役ではなく参加者が主役なので、参加者にとってのメリットを打ち出せれば集客できるからですね。
例えば、男性見込客に”女性予約が3倍なのでおすすめです”と伝えればすぐに申込みが入ります。女性が圧倒的に多いなら男性にとってはメリットが大きいからですね。
このように、参加者のメリットを伝えることで集客数はアップさせることができます。参加者にとってのメリットをどれくらい出せるかが重要になりますね。
グルメ系イベントの集客
エンターテインメントの中で、食事を楽しむイベントに関しても男女の違いはあります。例えば、ワイン会、スイーツパーティー、バーベキューのような食事を楽しみながら参加者同士交流するようなイベントです。ワイン会とスイーツパーティーは圧倒的に女性が多いです。スイーツパーティーは女性が多いのは分かりますが、ワイン会もだんぜん女性が多いというのは意外ではないでしょうか。
ワインを気軽に楽しむという趣旨でワイン会を開催すると7~8割は参加者は女性になります。女性参加者が多い理由は、「みんなで楽しむ」という内容が女性向けだからですね。「飲み比べをする」という主旨に変えると男性も増えます。
それから、ワイン、スイーツなど上品なイメージのものが対象だと女性は集まりやすいです。
バーベキューの場合は、男女の違いはそれほど見られません。イベントの中身よりかは、アウトドアが好きかどうか、日焼けに抵抗がないかどうかの方が集客に影響します。
集客に効果のある方法
エンターテインメント系のイベントについて男女に違いについて説明しましたが、どのイベントも共通して集客に効果がある方法があります。それは、直接お誘いするということです。
出演アーティストが直接ファンをお誘いする、婚活パーティー・ワイン会・スイーツパーティー・バーベキュー主催者が直接参加者に声を掛ける、ということです。
この種のイベントは自発的に調べて行くという人は少ないのです。誘われれば行くという人が圧倒的に多いので、集客したいならたくさん直接声を掛けるということが最も効果があります。
当たり前のことなのですが、多くのイベント主催者はこれをやらずに集客できないと悩んでいます。
女性を集客する場合は、「参加する理由」が必要です。「誘われたらから行く」という理由を作ってあげることが大切ですね。
男性を集客する場合は、返信がなくても、2度、3度同じイベントの案内を送ると効果的です。何度もお誘いすると「そこまで言うなら行ってやるか」という気持ちに変わるわけですね。
本日のまとめ
各イベントの特性について、男女の集まりやすさの違いを説明しました。エンターテインメント系のイベントは男女の違いが如実に出る。集客したい場合は直接お誘いすることが効果的。
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