プロのナンパ師が実は最強のマーケッターではないかと僕は思っています。彼らがもし集客をやったらきっとうまくいくと思います。
そんなプロのナンパ師たちが実践している「秀逸な集客手法」を今日はお伝えしたいと思います。
女性になんて声かける?
あなたがもしナンパするとしたら道行く女性になんと声をかけますか?ちょっと考えてみてくださいね。
だいたいの方はこんな感じではないでしょうか。
“少しお時間ありますか?”
“お茶しませんか?”
“待ち合わせですか?”
“この後予定ありますか?”
この声の掛け方でナンパは成功するでしょうか。
おそらく無視されている情景が思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろん、福士蒼汰ばりのイケメンなら話は別です!なんて声を掛けてもうまくいくと思います。
でも通常は相手にされずに、全く話を聞いてもらえないというのが現実です。
素人のナンパ師は、うまくいくまで何十人もずっと声を掛け続けるのです。話を聞いてもらえる人が見つかるまでにすごく時間と労力が掛かります。
では、プロのナンパ師はなんて声を掛けるのか?
答えはこのブログの後半で!
ナンパの他にもう一つ類似している例があります。
新人営業の名刺交換
毎年4~6月になると新人営業の研修が始まり道を歩いている人と名刺交換するという課題を出している会社が結構あります。外出して見ず知らずの人といきなり名刺交換です!これはかなり勇気がいりますよね。
駅の改札を出たあたりで、仕事帰りのサラリーマンに声を掛けて名刺交換するという感じですね。こんな風に声を掛けているのをよく見かけます。
“すみません、名刺交換させていただいてもよろしいでしょうか?”
“新人営業の一環で少しご挨拶を”
“本日もお疲れ様でした!”
ある意味ナンパですよね笑。僕も駅で何度も声を掛けられました。
どんな会社がやっているかというと、だいたい不動産か生命保険ですね。新人に度胸を付けてもらうための研修のようですが、逆に会社の評判を落としてしまうのではないかと思いますが笑。
新人の方はとても頑張っていますね。折れないハートがこの研修で身に付くならやる意味はあるかもしれません。
しかし、そんな新人の努力も虚しくやはり声を掛けてもほとんど無視されてしまいます。ナンパと全く同じことが起きています。
では、どうすれば良いのでしょうか?
お待たせしました!プロのナンパ師はこれをいとも簡単にクリアしてるので解説したいと思います。
プロのナンパ師の声の掛け方
道を歩いている女性に普通に声を掛けても無視されてしまいます。無視されない声の掛け方をする必要があるのですね。
プロのナンパ師はいきなりお茶やご飯に行くことを目的とするのではなく、まずは「立ち止まってもらう」ということに全精力を注ぎこみます。
「話を聞いてもらう」、「お茶やご飯に行く」というのはもっと後の話ですね。
まずは、足を止めないことには何も始まらないので「歩みを止めさせる」ことに集中します。
どうやって立ち止まってもらうか?具体的にはこのように声を掛けています。
“何か落ちましたよ?”
“肩に何か付いていますよ?”
“スカートめくれてますよ?”
こんな風に声を掛けると、女性の方も”え!?”となるわけですね。
これで足が止まります。すると、無視はされないという状況を作り出すことができるのです。これが第一フェーズと呼ばれています。
無視されなくなったら状態で次は、「会話する」という第二フェーズに入ります。
このフェーズではとにかく話をする、会話のキャッチボールをするということだけに全精力を注ぎこみます。
このようにプロのナンパ師は一つ一つ段階的にクリアしていっているのです。いきなり本来の目標を達成するのは難しいので、小さな壁を一つずつ乗り越えていくという考え方ですね。
これはマーケティング用語のAIDMA(アイドマ)でも説明されています。
段階的にクリアする
AIDMAは消費者視点での購入に至るまでの心理的プロセスで以下のように表されます。1. Attention(注意)
2. Interest(関心)
3. Desire(欲望)
4. Memory(記憶)
5. Action(購買)
AIDMAは、Attention、Interest、Desire、Memory、Actionの頭文字を取ったものです。
人が物を買うとき、いきなり買うことはなく、まずその商品やサービスの存在を知りそれに興味や関心を持ったら、その次に欲しいと思うようになります。
それをこの5段階のプロセスで表したものがAIDMAですね。
ナンパでも名刺交換でも、まずは「Attention」です。注意を引くというところから始めなければいけないわけですね。
プロのナンパ師はこの注意を引くというところを確実にクリアします。
そして、その次のフェーズも順々にクリアしていくことから、最強のマーケッターといっても過言ではないと思います。
世の中いきなり、自分の商品、サービスを売ろうとしている人が多いので、まずは注意を引くというところから段階的にクリアしていくという考え方が重要ですね。
そんなことをプロのナンパ師から学びました。もしかしたらナンパ師が情報商材を販売していたらそれは集客にとても役立つかもしれませんね笑。
本日のまとめ
何かを販売する場合はいきなり売るのではなく、注意を引くというところから段階的にクリアしていかなければいけない。
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