熱い想いを文章にして伝えるための5つのコツ

writewoman

Facebookやブログ、メルマガなど文章を書く際にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、「文字にするとエネルギーが弱まって伝わる」ということです。

リアルの場ではなく、動画でもなく、写真もないという文字だけで伝える場合、自分が伝えたいと思っている感情が相手に弱まって伝わるということ認識しておくとよいです。

今日は「自分の熱い想いをそのまま文章にして伝えるコツ」をお伝えします。

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なぜ文字にすると弱まるのか?

まず、なぜ文字にするとエネルギーが弱まってしまうかを例をあげて説明したいと思います。

東京ドームで開催している人気アーティストのライブを思い浮かべてみてください。

アリーナ席と後方のスタンド席、どっちがエネルギーに溢れていますか?アリーナ席は振動が直に伝わってきてアーティストとほとんど同じ目線で盛り上がれますね。ステージに近い席の方がより一体感を感じることができます。一方、スタンド席は少しステージから離れてしまうので、アリーナ席に比べるとエネルギーは弱まっていますよね。

つまり、同じ場所だったとしても距離によってエネルギーは弱まるということになります。

そして、このライブの様子をDVDに収録したとします。撮影はステージのすぐ前で行いました。

このDVDを自宅で観るのと、実際にライブ会場で観るのとではどちらがエネルギーを感じますか?当然、ライブ会場ですよね。アリーナ席ではなく最後列のスタンド席だったとしても実際にそのライブ会場に居た方がDVDよりもエネルギーは伝わりますよね。

つまり、映像にするとリアルの場よりもエネルギーは弱まるということになります。

そして、さらにこのライブの様子を雑誌の記事にしたらどうでしょう?DVDよりも、もっとエネルギーが弱まって伝わりますよね。

また、このライブの様子を写真もない文字だけの新聞の記事にしたらどうでしょう?雑誌の記事よりもエネルギーはずっと落ちますよね。

まとめると、このような順番でエネルギーは落ちていきます。


①ライブ会場のアリーナ席で観る

②ライブ会場のスタンド席で観る

③ライブの様子をDVDで観る

④ライブの様子を雑誌で読む

⑤ライブの様子を新聞で読む


エネルギーが落ちていくイメージが掴めたでしょうか。リアルの場、映像、写真、文字の順番でエネルギーが弱まっていくのです。このように文字だけにするとエネルギーがかなり弱まって伝わってしまうのです。

 

言い過ぎということはない

よくコピーライティングの指導をしているとこんな質問をいただきます。

“そんなにはっきり言ってしまうのは不安です。”

Facebookやブログなど多くの人に目に触れるところで、思いをはっきり言うことについて不安を感じている方が多いのですが、先ほど説明したように文字にすると弱まって伝わるので心配無用です。

むしろ、曖昧な言い方をしていると全く伝わりません。自分が思っている以上にエネルギーは落ちているので、逆に「どうしたらもっと強い表現にできるか?」ということを考えた方がよいです。

 

それでは、今日の本題です。

自分の熱い想いをそのまま文章にして、エネルギーを落とさずに相手に伝えるための方法をお伝えします。

 
熱い想いを文章で伝えるコツ
そのコツは以下の5つです。

(1)断定する

(2)強い修飾語を入れる

(3)自分の意見を言う

(4)具体例を出す

(5)主張の裏付けをする

それでは一つずつ解説していきますね。

 

(1)断定する

これは先ほども伝えましたが、曖昧な言い方をせずに「断定する」ということが重要です。

“○○と思います。”、”○○でしょう。” ではなく、“○○である。”というように語尾をハッキリと言い切ってください。

最初は言い切ることが怖いと思うかもしれませんが、断定しなければ読者には響かないのではっきりと言いましょう。

 

(2)強い修飾語を入れる

よく弁護士の討論で使われていますが、強い修飾語を加えて、発言の言葉を強調する方法です。

裁判官の心象に残るためにはこの方法が有効ということになりますね。

例をあげると以下のような言葉です。


「絶対に」

「明らかに」

「必ず」

「間違いなく」

「完全に」

「確実に」

「圧倒的に」

「決して」


このような修飾語を付けると強調された表現になりますので、一度文章を書いてみた後に付け加えられないか検討してみてくださいね。

 

(3)自分の意見を言う

事実だけを並べても読んでいる方は面白くありません。読者は執筆者独自の意見を知りたいのです。

自分の意見をズバッとオブラートに包まずに言うと効果的です。

これを言うことによって、反対意見を持った人から批判を受けることがありますが、それくらいでなければ見向きもされないので誰かに嫌われるくらいでちょうどよいです。

批判意見があれば、賛同の意見もあるので賛同者はファンになり熱烈な支持を得られるようになります。

そして、そんなファンが一度できたら、あなたの他の発信している意見にも興味を持ち、発言を追うようになります。

 

(4)具体例を出す

抽象的なことは伝わりにくいので、必ず具体例も入れるようにしてください。

抽象的な話をした後に、具体例を出すとより伝わりやすくなります。

本記事も、「文字にするとエネルギーが弱まって伝わる」ということ伝えるためにライブを例に出して説明していますよね。

具体例を出すポイントは以下の2つです。


・読者が想像できるもの

・筆者の実体験


具体例がマニアックすぎて、読者が経験したことがないものや、かけ離れ過ぎているものだと想像できないので、なるべく読者に関係ある例を出すのがよいです。

そして、筆者の実体験を出せれば説得力を持たせることができるので、経験談を出すと効果的です。

 

(5)主張の裏付けをする

自分の意見を主張した後にそれを裏付けるデータや事実、著名人の名言を取り入れると説得力が増します。

例えば、”個人でビジネスを行う人が増えている”と主張したとしたら、”総務省から公開されている個人事業主の所得推移を見てもわかる通り…” のように続けて、グラフを掲示すれば、主張に然るべき裏付けがあるということを示せますよね。

著名人の名言を取り入れるなら、”あのスティーブ・ジョブズものこのように言っています。” のように使えば自分の意見が強力に支持されますよね。

客観的に主張の裏付けがあると信用されるのでより伝わりやすくなります。

 
本日のまとめ
文字にするとエネルギーが弱まって伝わる。

自分の熱い想いをエネルギーを落とさずに伝えるための方法は以下の通り。

(1)断定する
⇒”○○である。”というように語尾をハッキリと言い切る。

(2)強い修飾語を入れる
⇒強い修飾語を加えて、発言の言葉を強調する。

(3)自分の意見を言う
⇒自分の意見をズバッとオブラートに包まずに言う。

(4)具体例を出す
⇒抽象的な話をした後に具体例を出す。

(5)主張の裏付けをする
⇒主張をした後にそれを裏付けるデータや事実、著名人の名言を取り入れる。

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