人を覚醒させるための３つの方法

あなたは起業である程度成功した状態になったら、もっとビジネスを拡大するために自分の後継者を育てたいと思うときが来ると思います。

そんなときに、どうやって後継者を育てれば良いかについて今日はお話します。僕が実際に後継者を育てるときに実施している方法を公開します。

それは、「覚醒させる！」ということです。

覚醒とは辞書で調べてみると、目を覚ますこと、目が覚めることと書いています。まさに眠っていた潜在意識を呼び起こして目を覚まさせてあげるということが必要なのですね。

なぜ、覚醒させなければいけないかというと後継者候補が見つかって手塩に掛けて育てたとしても、覚醒していない状態だとすぐに辞めてしまうからなのです。

やはり、楽しいことばかりではなく辛いことがたくさんあるので中途半端な気持ちでは続かないのですね。僕も育てた人は多いですが、かなりの人が途中で辞めました。

途中で辞めないで継続してもらうためには覚醒させるのが最も効果的だと気づいたので人を覚醒させるための３つの方法をお伝えしようと思います。

（１）非日常的な世界を見せる

（２）小さな成功体験をさせる

（３）写真でイメージさせる

これはどれも実証済みの方法なのでぜひ試してみてください。

（１）非日常的な世界を見せる

これは今まで見たことがない世界を目の当たりにすると覚醒するというパターンです。

僕はこのパターンでした。

29歳のときシステムエンジニアをやっていた当時、上司から与えられた仕事を日々こなす毎日が続いていました。

パソコンとにらめっこをしながら資料を作ったり、設計書を書いたり、事務処理をしたりとても楽しいとは言えない仕事でした。

そんなとき、隣の部署のいつも仕事でもプライベートでもお世話になっていた先輩から“今週末パーティーやるけど空いてる？”と声をかけられました。

僕は特に予定もなかったので即OKして週末の土曜日指定された場所に行ってみました。

その場所がなんと品川ベイエリアにある高層ホテルのスイートルームでした！

こんなところでパーティーをやるの？と思いつつ、スイートルームのインターフォンを鳴らして部屋に入ってみました。

すると、そこには

東京湾を180度見渡せるオーシャンビュー。

高そうなシャンパン。

ドレスアップした先輩とその友人。そしてドレスを着た美女たち。

“こんなTVで見るようような世界が本当にあるのか！？”と雷に打たれたような気持になりました。

しかも主催しているのはいつも一緒に仕事をしている会社の先輩。

この煌びやかな世界に僕は一瞬で心を奪われました。

このとき僕はこう思いました。

“この先輩のようになりたい！！”

それからどうやったらこんなことができるのか先輩に教えてもらって僕も学び始めました。

思いが強いと実現するスピートも早いものです。スイートルームでのパーティーを2ヶ月後には自分も実現していました（笑）

このように人は普段生活している世界と大きなギャップのある世界を見ると覚醒する場合があります。

インターネットビジネスで成功している人がよく六本木のタワーマンションを見せたりフェラーリを見せたりしているのは、覚醒させるためだったりするのです。
ただ自慢したいだけの人も多いですが。

（２）小さな成功体験をさせる

２つめは小さな成功体験をさせるということがとても効果があります。

人に何かを教えようと思ったときに肝心の本人がなかなか自信をもってくれないということはよくあると思います。

僕も後継者を育てようと思ったときにこのパターンになることが一番多いです。

“自分にはどうせできない”というマインドブロックを持っているのでこれを外してあげる必要があります。

そんなときは、やればできるということを少しずつ体感させてあげればよいのです。

いきなり大きなことを任せるのは逆効果です。小さなことから任せるというのがポイントですね。

例えば、その後継者に交流会を主催させてみようと思ったとき、なかなか集客をしてくれないという状態だったとします。

そんな状態のときには、”なんでお前はやらないんだ！？”と怒るのではなく、何か妨げている要因があるはずなので、その理由を丁寧に聞いてみましょう。

すると、

“なんて文章を書いたらいいかわからない”

“断れるのが怖い”

“迷惑がられたらどうしよう”

というような要因が出てきます。

そうしたら、その要因を取り除いてあげるアドバイスをすればよいのです。

そうすると交流会へのお誘いメッセージを少しずつ送れるようになります。その結果、集客にもつながるようになるのですね。

集客の人数は少なくても大丈夫なので小さな成功体験をさせてあげます。

これの積み重ねが自信につながり、その自信はやがて確信へと変わります。確信したらもう覚醒したのと同じくらいの状態になりますね。

（３）写真でイメージさせる

３つ目は未来をイメージさせるということですが、これは欲しいものを写真などで何度も見せてあげて潜在意識の中に刷り込ませるという方法です。

よくネットワークビジネスの説明会でやっていますね。

海外旅行の写真や別荘、高級車などの綺麗な写真を見せて、こんな未来を手に入れたくないですか？というものですね。僕はあまり物欲がないので、魅力を感じませんでしたが笑

Facebookでも起業塾の先生などもよくやっていますね。

海外旅行中の綺麗な海や美味しいもの、ダイビングをしている楽しそうな写真を見たことありませんか？

頑張ればこのようになれるということを見せているのです。

綺麗な写真を何度も見せて、想像を掻き立てそれが欲しいという状態に持っていくという方法です。

Facebookやブログににアップする場合は直接コミュニケーションを取らなくてもよいのでこの方法は最も手軽かもしれないですね。

以上、人を覚醒させる３つの方法を説明しましたがそれぞれにメリットとデメリットがあるので解説しますね。

（１）の「非日常的な世界を見せる」は雷で打たれたように一瞬で覚醒させることができますが、後継者にはならずに離れていってしまう場合もあります。

（２）の「小さな成功体験をさせる」は時間はかかりますが信頼を得られるので後継者としてずっと付いてきてくれる可能性が高いです。

（３）の「写真でイメージさせる」は直接会わなくても可能ですが、時間がかかり信頼関係は得にくいです。

後継者を育成する場合はそれぞれの方法を組み合わせるのが効果的です。